自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

トランプ政権閣僚をお手本にする

ついにドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任しました。就任前から、トヨタ自動車のメキシコ工場建設を批判したり、ドルが高すぎると貿易相手国を為替操作国だと批判したりと、これまでの政治リーダーにはない、トランプ氏の予測不能な発言に世界中が右往左往しています。

 

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写真は朝日出版社「CNNトランプ演説集」の表紙。予想以上のインパクトに購入を見送りました。就任演説集も出ると思います・・・。

 


アメリカ国内でも就任式当日から、反トランプ・デモが全米各地で展開されていて混乱しているようですが、これほどまでに自国の利益のためだけの発言をするリーダーは政治街道を歩いてきた人材には真似できないのではないでしょうか?
 

加えてトランプ氏は発言のみならず、閣僚人事においても自身のやりたい邦題で、まさしく独裁体制を着実に構築しています。しかし批判の多いトランプ氏ですが、トランプ氏と閣僚の関係は、我々企業組織に勤める人間にとっても共通する部分が多いのではないかと思います(特に同族企業や、パワハラ上司の組織など)。
 

アメリカファースト(米国第一主義)をキャッチフレーズに「移民排斥」「保護貿易主義」「インフラ整備」を実現すべく、トランプ大統領の独裁の下、各閣僚がリーダシップを発揮して政策を実行していくわけですが、これまでとは全く異なる過激な政策を実行に移していく様子は、我々のビジネスパーソンの場合には、トップや上司から誰もやったことがない無理難題を無茶ぶりされた時と重なるのではないでしょうか?

 
まだ、就任式を終えたばかりですので、これからの最初の100日間の動向が注目されます。発足直後は新政権に対する期待から一般的に高い支持率を示す傾向があり、政権に対して批判や性急な評価を避ける傾向があるそうです。このような国民・マスメディアとの関係をハネムーン期間と呼ぶそうですが、この期間を過ぎ、批判が本格的になってきた後、トランプ氏と選ばれた閣僚がどう立ち振る舞い、どういう関係になっていくのかが、組織における処世術して参考になるのではないでしょうか。政権に残る閣僚、去る閣僚と明暗が分かれ、その中でも特に、絶対的な権力者のもとで、政権に残り続けることができる閣僚の、組織の中での立ち振る舞いが、我々組織人にとって究極のお手本になるのではないかと期待しています。

 


とはいえ、あまりの過激さ、予測不能さゆえに、100日と言わず、50日、いや30日でハネムーン期間も終わってしまいそうな勢いです。我々ビジネスマンの究極の処世術のお手本となりそうな、トランプ大統領と閣僚たちの動向から目が離せません。