自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

優秀なヘッドハンターの見つけ方

LinkedIn, 転職情報サイトのおかげで、ヘッドハンターと容易にコンタクトすることができるようになりました。我々の個人情報、職務経歴書を登録し、ヘッドハンターがこの人物なら内定を取れるかもしれないと思えば、ヘッドバンター側からコンタクトしてきます。

 

しかし、これまで何度も触れてきましたたが、すべてのヘッドハンターが頼りになるわけではありません。むしろ、我々のキャリア形成に貢献できる人はほとんどいないのではないかというくらい、プロフェッショナルとしてのスキルが低い方が多いことをこれまでこのブログでも報告してきました。

 

例えば、母国でも日本でも、まともに企業で働いたことがない外国人ヘッドハンター、同じく社会人経験のない新卒入社ヘッドハンター、さらに海外大卒帰国子女&日本の常識を知らないヘッドハンターなどなど、我々のキャリアを任せて大丈夫かと疑ってしまうのが、日本のヘッドハンティングを取り巻く環境なのです。

 

拙書「もう会社に頼らない。SNSブランディングという生き方」にも書きましたが、このようなヘッドハンターに限って、転職希望者の許可なく個人情報を勝手に持ち出し、ヘッドハンター同士で共有したり、ひどい場合には合格の可能性があるか企業にチラ見せしていたりします。

 

ただ、全員がこのようなことをしているわけではありません。きちんとプロフェッショナルとしてのサービスを提供してくれるヘッドハンターもいます。では、どうやって見定め、付き合っていくべきなのでしょうか?

 

まず、当たり前のことなのですが、我々転職希望者からのコンタクトに対して、丁寧に対応をしてくれるかどうかです。信じられないかもしれませんが、転職希望者からの情報を入手して、募集ポジションに沿わないと判断するや否や、返事すら返さないヘッドハンターはとても多いのです。

 

そんなレベルなのか、中小の転職エージェントで教育が行き届いていないからではないか?と思うかもしれません。あのAmazonの契約リクルーターですら、ある方が紹介されたポジションが自分のキャリアとミスマッチなので、他のポジションが募集していないか問い合わせしたところ、ノーレス無視という有様なのです。

 

2つ目に、駆け引きです。最近の(特に外資系エージェントの)リクルーター効率重視のため、一人一人の転職希望者と面談することなく、電話ヒアリングで済ますことが多くなりました。そのため、相手が信頼できるかどうかは電話の話し方でしか判断できず、これだけで信頼できると判断するのは極めて危険なのです。

 

メール問い合わせノーレス無視のように、こちらが情報を出した瞬間、先方が求めていた人材でなかった場合、音信不通になる。情報を取られるだけで、自分の情報が無許可で共有されていようが、どうなっているかわからないというリスクを負うだけです。

 

そうならないためにゲームチェンジしましょう。具体的には、入念に検討したうえで、ヘッドハンターと会話したいので、Job Description(募集要項)を先にくれとお願いしてみましょう。能力があり余裕があるリクルーターほど、積極的に協力してくれます。

 

このようなやり取りを通じてヘッドハンターとの信頼関係が構築されて行くのです。その信頼関係は、今回の転職だけではなく、次の転職、そしてさらにその次の転職など、長い年月に渡って十分に効果を発揮してくれるでしょう。