自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

ワーママモンスターハント

これまで、育児を理由に業務量の削減を要求し、他人より少ない業務量でも成果を上げられなければ、家族のケアをしなければならない自分は特別だというロジックを展開、一方で同僚が家庭の事情を理由にすることに対してはプロフェッショナリズムが欠如していると批判する、とある有名企業のマネージャー達と人事担当者を悩まし続けているワーママモンスターHさんについて、数回取り上げてきました。

 

ki44fukushima.hatenablog.com

 

そんなワーママモンスターHさんが、ついに業績改善プログラム(PIP:Perfomance Improvement Program、下記参照)に指名されたと伝え聞き、早速その企業の人事の方にコンタクトしてみました。

前回お話を伺い、記事にしたのは昨年2017年12月のこと。それから3ヶ月、ワーママモンスターHさんは相変わらず様々な問題を生じさせては、同僚、関連部門、上司達と衝突を繰り返していたようです。

 

上司から依頼された提出物の締め切りを忘れていたのは、子育てに忙しい自分の責任ではなく、チームで部会などチェック機能がないからだとマネージメントを批判、仕事の成果物のクオリティが低く指導されれば、子育てに忙しい自分よりも、一緒に仕事をする同僚達が自分の分までカバーするべきだとして声を荒らげ狼狽するなど、相変わらず全ての原因は他人の責任だとして反省をしなかったそうです。

 

これ以上ワーママモンスターHさんを野放しにし、好き勝手にさせることは、部内に何も良い結果をもたらさないと考えたマネージャーたちは、ついに業績改善プログラム(PIP:Perfomance Improvement Program)の適用を宣告したそうです。

 

自分に落ち度があるとは微塵も思っていなかったHさん。いえ、それどころか自分が一番がんばっていると疑わなかったワーママモンスターHさんには、まったく思いも寄らない宣告に驚きを隠せなかったそうです。しかし、思考回路が常人とは逸脱しているHさんです。数秒後には、マネージャー達を絶句させる要求を、平然と言ってのけたそうです。それは「自分は誰にも迷惑をかけていないので、360度評価の一環で部内の同僚から私の勤務態度や貢献をヒアリングして欲しい。そうすればPIP適用は間違いだとわかる」と言い出したというのです。さらにそのヒアリングの実施者も、第3者の立場である人事担当者を指名する始末。

 

ちなみに、これまでお話を聞いている限り、PIP適用を決断したのはマネージャー達ですが、同僚達もHさんに対してポジティブな感情を持っている人は誰もいなかったことは、私ですらわかることは言うまでもありません。

 

もちろんマネージャー達は、そんなことは承知しており、同僚からのヒアリングの結果がネガティブなものであった場合、PIPの受け入れを約束させ、ヒアリングを実施したそうです。そのヒアリングの結果は、「迷惑を被っている」「辞めて欲しい」などなど散々なものだったということは言うまでもありません。

 

自ら360度評価の適用と称して、同僚へのヒアリングを要求したものの、返り討ちに合い、万事休すとなったHさん。自分の思っていたものと異なる結果を聞いて、約束してしまったPIPの受け入れを、同僚による陰謀説などを絡め、なんとか反故にしようとしたものの、ヒアリングを実施した人事担当者にも客観的になだめられ、やむなくPIPを受け入れることになったそうです。

 

PIPが適用されると、週次で業務の目標設定とコミットメント、報告、そして結果の達成を求められることになりました。しかし、根本的に反省などしていないHさん、相変わらず目標が達成できなければ、「子供が〜」「ライフステージ的に、仕事を優先できない」などと繰り返して主張しているそうです。

 

これまでHさんの話は色々を聞いていましたが、達成できない場合に解雇にも繋がるPIPもワーママモンスターのHさんには効果がないのかと思うくらいのエピソードの数々に、さすがに呆気にとられてしまいました。解雇となるのか、心を入れ替え業務に取り組むのか、もうしばらく様子を見つつ、皆さんにもレポートしていきたいと思います。