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自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

東芝を辞めたくても辞められない人々

総合電機の東芝が解体の危機に瀕しています。Newspicksをはじめ各メディアを見ると半導体売却2017年末まで先送りは正解とか、原発を早く売却して経営の立て直し急務とか色々と意見が飛び交っています。

 

そういえば、2006年ごろの西田社長時代の原発半導体にフォーカスする選択と集中戦略、そして株主から損害賠償請求訴訟を提起されている田中社長のヘルスケアを加えた3本柱戦略、それぞれの選択と集中戦略について絶賛していた会計や経営の専門家、そしてコンサルタントが沢山いたのですが、今では粉飾にだまされたとして、批判的なコメントを発信しているようです。

 

それはさておき、東芝は前回粉飾の際には、全社員あげて危機を乗り切ろうと、日本企業らしく社長以下給料一律カット(管理職カット割合は少し多かった)、「欲しがりません勝つまでは作戦」(関係者談)で、徹底したコスト削減と、人員削減で財務の立て直しを進めてきました。人員削減では、2016年3月末までに約3,500人が会社を去ったということです。

 

直近の週刊ダイヤモンド2月11日号の特集「肉声とデータで迫る親子格差」では、「上役を見て発言し、気に入られた人が教育資源をつぎ込まれ成果がなくても出世する」と書かれたり、

dw.diamond.ne.jp

2016年末に社内で実施された「昨年度に比べて会社の組織風土は改善してきたか」というアンケート調査では、そう思うと回答した人の割合はマネジメント層で67%だったのに対し、管理職層で51%、一般社員で30%という結果が物語っているように、従業員の声とイエスを言い続けて昇格した幹部との間にはまだまだギャップがあるようです。

 

こんな状況ですから、今回のごたごたの先にやってくる次のリストラも、こんなカルチャーと基準で指名されるくらなら泥船が沈む前に自分から辞めると転職活動を始める中高年が多いそうです。

 

でも、残念ながら中高年の転職は、そんなに甘くありません。もともとポジションも限られ、あるカルチャーに染まりきった人間の扱いやすさなど様々な理由から人材マーケットは活発ではありません。一方、転職希望者側も住宅ローン抱えていたり、大企業の待遇に慣れきってしまい生活水準を下げたくない。そのため、成約にこぎつけることが難しく、人材紹介企業やヘッドハンターの対応は、想像を絶する冷たさです。

 

相談をいただいたMさんが受け取られたある人材紹介会社からのメールを転載しますが、面談の案内どころか、差出人匿名のメール一本でその後音沙汰がないとのこと・・・。

 

=====以下メール転載=====

XXXX「転職支援サービス」 カスタマーサポート担当です。
このたびは、XXXX「転職支援サービス」にお申し込みいただきありがとうございました。
ご登録は完了いたしましたが、求人状況、及び今後のサービスについてご連絡させていただきます。

お申し込み時にいただきました情報をもとに、企業よりお預かりしている求人案件より
ご紹介できる求人をお探しさせていただきましたが、現時点では該当する案件がございませんでした。

弊社の「転職支援サービス」に依頼がある求人は、企業側から細かい応募条件で求人をご依頼いただいておりますため、ご紹介が難しくなる傾向がございます。

弊社の力不足のため、ご期待に添うご連絡ができず誠に申し訳ございません。

今後につきましては、ご紹介できる求人が出てまいりました際にご連絡させていただきます。

よろしくお願いいたします。

=====メール終了=====

 

就活の学生が企業から受け取る定型メールが「ご活躍をお祈り申し上げます」で終わっていることから「お祈りメール」と呼ばれていることは聞いていたが、それよりもそっけないメールに、絶句してしまったとのこと。営利法人であることは理解していたつもりだが、まさか現状のヒアリングもないとは思ってもいなかったそうです。

 

ある大手の人材紹介会社はミドルの転職にフォーカスしたサービスを始めたりしていますが、やはりこの年齢層からのビジネスの中心は、以前の投稿で企業向けにリストラサービスのようです。

 

ki44fukushima.hatenablog.com

相談いただいたMさんは非常に優秀な方です。経営ミスがきっかけで転職などで人材マーケットに放り出されるミドル世代が、人材紹介会社との駆け引きや交渉のサポートを通じて、彼らがどうなったかもレポートを皆さんと共有していきたいと思います。注目のミドル向け転職サービスがどうなのかもレポートしていきたいと思います。