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自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

リストラを提案する人材紹介会社

業界大手3社に加え、中小、そしてLinkedInを通じた個人のヘッドハンターなどが入り混じる人材紹介(ヘッドハンティング業界)ですが、近年新事業への進出など模索しています。その事業の一つが、企業に人材をリストラすることで経営基盤を強化するように提案するコンサルティング事業です。
 
 
戦力にならない社員をリストアップし、退職を勧めるように人材紹介会社が提案しているのです。現在の仕事と本人のパフォーマンスがマッチしない社員を退職させることで、クライアント企業の経営基盤を強化できるというものです。戦略ファームや人事専門ファームといった経営コンサルティング企業との違いは、リストラ候補の社員への宣告、交渉を人材紹介会社がその企業に代わって行い、自分たちの強みである転職データベースを使い、他の企業に人材を送り込むことができる、企業が嫌がる悪役から自分たちの得意分野まで一貫したサービスを提供できる点にあります。
 
ここ数年円安によって日本企業の業績が回復していますが、好業績は円安効果による一時的なものに過ぎないと考えている企業経営者が多いようです。そこで、業績が上向いているときこそ退職金割増しによるリストラで、経営基盤を強化しようという提案を積極的に勧める人材紹介企業が多いのです。

人材紹介会社は、リストラにノミネートされた社員1人当たり50~100万円程度で受託し、上記の業務委託サービスを提供しています。数百人規模のリストラが経営陣によって意思決定された場合、その売り上げ規模は数億円に達し、ビックビジネスのチャンスとなるのです。
 
人材紹介会社は、会社として事業を行なっているため営利企業であり、収益の上がるビジネスを行うのは仕方ありません。先日電車の車内にある人材紹介会社の広告を見つけました。広告には「あえて、現在の会社に留まることを提案できるのが人材のプロ」といったコピーが書かれていました。全てはビジネスマンのあなたのことを考えて・・と取れるメッセージです。しかし、このコピーの裏で、企業側に立ったビジネスを展開する営利企業であり、我々もうまく付き合う必要があることを忘れないようにしたいところです。