自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

頼れるヘッドハンターとは

転職の手段の一つとして、人材紹介会社に所属するキャリアコンサルタントや個人で活動するヘッドハンター(ここでは両者をヘッドハンターとします)を介して、企業に応募するという方法があります。

 

業界大手3社(リクルート、インテリジェンス、JAC)による、2015年上期紹介実績は、

紹介人数:23,643人

前年同期比:108.2%

一般社団法人日本人材紹介事業協会発表資料より)に上り、さらに人材紹介業における手数料徴収状況の年度別推移をみると、業界全体のビジネス規模は3500億円にも上るのです。厚生労働省 平成26年度職業紹介事業報告の集計結果より)

 

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このように転職における大きな役割を果たすようになったヘッドハンター。そのメリットは、ヘッドハンターが仲介することで、人材のプロの目を通して、企業の求める人材の要件と候補者から入手した履歴書や職務経歴書の内容を精査し、企業と候補者双方のマッチングを高めることができるというメリットがあります。さらに企業にとっては要件にマッチした候補者だけに労力を割くことができるということも挙げられます。

 

しかし、すべてのヘッドハンターが候補者一人一人の長所・短所をヒアリングし、分析し、候補者を十分に理解して、企業に推薦しているわけではありません。この作業を行うためには、多くの時間が必要です。

 

そして、ヘッドハンターも人材を紹介することで得られる手数料の売り上げ目標を課されています。そのため、同じ人材紹介会社に所属するヘッドハンター同士が、社内の候補者データベースを参照し、キーワードだけで見つけ出した候補者に、定型コピペメールを送ってくるというケースも多く見受けられます。

 

そのようなコピペメールに反応し応募してしまうことは、企業の採用担当者も、あなたについて履歴書や職務経歴書に書かれた内容以上の情報はないまま判断せざるを得ないことを意味します。あなたについてのプラスアルファの情報のなまま、書類選考、面接落ちのリスクを高めるのです。これでは企業に直接応募する場合とあまり変わらないのではないでしょうか?

 

我々がヘッドハンターに何を期待するのは、採用担当者だけではなく、候補者である我々のためにひと工夫、ふた工夫を凝らして対応してくれることです。採用担当者(企業)と深い信頼関係を持つヘッドハンターを通じた応募は、そうでない場合と比べると格段に書類、面接通過の確度が上がります。

 

ひと工夫、ふた工夫を凝らして対応してくれるヘッドハンターを見つけられるか、転職の大きなカギとなります。メールの文面、電話での会話の端々から、この人は売上至上主義なのか、候補者第一優先なのか感じ取るようになることも重要です。