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自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

外資系で定年まで働く戦略

昨日、会社の同僚(Aさん)が定年退職を迎えられました。私が勤めているのは、終身雇用が約束されている(かもしれない)日本企業ではなく、平均勤続年数2年弱の外資系企業です。そのため、転職で退職する、指名解雇で退職する方々の挨拶で夕礼が召集されることはあっても、定年退職の挨拶のための夕礼は非日常的で、送られる側よりも、送る側がどうしてよいのかわからないという若干おかしな空気が流れていました。

私は、普段あまりAさんとお話する機会がなかったのですが、平均勤続年数2年という入れ替わりの激しい弊社で、どうやって定年まで勤めきることができたのか大変興味がありました。そして、夕礼終了後飲みにお誘いし、Aさんの外資系サバイバル術をお聞きすることができました。普段寡黙な方なのですが、驚くほどに饒舌でそのギャップに驚きましたが、これまでお話をうかがってきた40代、50代でも外資系で役職についていなくても、サバイバルされてきた方々と共通点する部分がありました。それは、

 

「仕事をブラックボックス化する」

 

ということ。

 

40歳の時所属企業が弊社に買収され、以来20年間弊社勤務したAさん曰く、40歳を迎えるまで大半のビジネスマン、特に日本企業に勤める方は、ジェネラリストとして同期や同僚と競争している。でも30代後半から40歳にかけて出世の階段を昇れる立ち位置にあるか明確になった時点で、ジェネラリストとして競争する戦略から、ある分野にフォーカスする戦略に切り替えるべきだと言います。ここまでは、よく聞く話ですし、失礼ながらAさんのこれまでの業務の進め方や姿勢を見ていても、特定分野にフォーカスしても、何か秀でているという気はしませんでした。


しかし、ここからレクチャーは核心に入っていきます。所属企業や部門の中で、自分にしかわからない"聖域"を作り、誰もわからないようにブラックボックス化してしまうというのです。たとえ自分に秀でた能力がなくても、誰もわからなければその業務を知っている自分が、その分野で所属企業や部門のなかで突出することになると言うのです。

さらに、この戦略が何があっても絶対に揺らいではならないと続けます。20年間も勤務していると、様々な変化が身の回りに起こります。所属企業や部門の業績が悪化し、大幅に人員が削減される際には、上司や同僚その他関係者も知らない情報やノウハウを守りぬくことで、限られた情報を持つ自分は、必要不可欠な人材として解雇から逃れることができたと言います。

最後に、定年退職され来月から再雇用となったことで、その知識やノウハウを後任に譲るのか聞いてみたところ、再雇用がいつ打ち切られるかわからないので譲らないと言います。ここまで徹底した戦略なのです。

これも外資系企業で生き抜くための一つの戦略であり、この戦略を選ぶのも悪くないかもしれません。ただ、それでも、私はキャリアのために学び、努力する戦略で、残りのビジネスマン人生を進む道を取りたいなと思います。


この戦略、みなさんはどう思いますか?