自分ブランドの磨き方ブログ

MBA、コンサル、本当に自分に必要?今の自分のブランド力で何ができるのか? 何を準備すべきなのか? 私自身の経験やさまざまな人たちとの交流を通じて、気づきなどをシェアして行きます

最強英語勉強法とは?

仕事、趣味など自分に最適なものは自分で探すしか無いと言われて、分かっているけどついつい他人の意見に惑わされてしまうこと、よくあります。昨日は第222回TOEICだったようですが、英語の勉強法もまた同じです・・。

 

 

私はというと、世の中にあふれる英語勉強法を断ち切って、洋書の読書会に参加しています。理由は、英語ネイティブやネイティブでは無いが話せる外国人と比べて何が足りないか分析した結果、圧倒的に英文の読書量だと考えたからです。

 

 

振り返ってみると、インプットの観点では、日本語を身につける時も、学校で文法(Grammar)や作文(Writing)をやって来たけれど、学校以外の時間で絵本や小説など読むことが大半を占めていたのではないかと思うのです。読む量=知ってる表現量でもあり、実際に使われる表現をインプットするには絶好の機会だと思いますし、最新の動向の入手としての手段としても読むことは欠かせないからです。

 

 

参加している読書会は、アメリカのビジネススクール留学したMBAホルダーの仲間で始めたもの。皆、読書量が日本人には足りないという共通認識を持っていることがわかり、あの洋書がよかったよ!といった情報交換のために、自然発生したものです。いつしか、我々ビジネスパーソンにとってどんな本を読むのがよいのか?世代別、役職別、目的別に皆が洋書の情報を持ち寄るようになり、分科会もできるなど大きくなってきました。

 

 

我々は、自分たちでUSアマゾンのTopランキングを見て、レビューワーのコメントを見て、自分が読む本を選んでいます。たとえば先日マネージャーレベルの会で共有されたのは、昇進したばかりの90日に何をすべきか具体的にアクションプランまで落とし込んだ

The First 90 Days: Proven Strategies For Getting Up to Speed Faster and Smarter
Michael D. Watkins

邦題:ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー (Harvard Business School Press)

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 が紹介されました。

 

 

このような仲間うちの読書会でなくても、ソーシャル全盛のご時世、ショッピングサイトはじめ必ずレビューが付いています。これらのレビューも、自分に最適な洋書を探し出すには良い手段です。

 

 

では、レビューを生業にしている人々(本や家電のようにメールマガジンや雑誌という媒体でお金をとっているプロの人々)のレビューはどうなのか?ということが話題になり、ビジネス書関連のメルマガを運営されているブック評論家の方が、直近に紹介した本が話題になったのです。

 

 

メルマガでは、アマゾン元チーフ・サイエンティストが書いた!『アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える』が紹介されています。まさに時代の流れを的確に読んだ本が紹介されているのですが、我々の読書会の作法にのっとりUSアマゾンで見たら・・レビュー14件。売れ行きもそれほどのようです。「これじゃー、海外から来た外国人と、あれ読んだ?どう思う?」みたいなビジネスの共通の話題としても持ち出せないよねーということになってしまいました。

 

 

そのブック評論家は、著者名や肩書きで中身を見ずに指名買いされるそうです。言われてみれば、翻訳ビジネス書で見た場合、同じ著者の本ばかりが何度も紹介されています。出版社が無名の著者の本を翻訳するリスクとれないから、超有名著者か、日本人が騙されやすい「ハーバードの~」「スタンフォードの~」系タイトルの本に偏ってしまうのは、仕方ないのですが、この時点で日本人ビジネスパーソンは、グローバルな話題から、出版社とレビューワーによって恣意的に曲げられていることになります。

 

 

某ネットショッピングサイト勤務の方が言います。プロのレビューワーが繁栄しているのは、日本だけ。ソーシャルエコノミーと言われるこのご時世に、それを生業にしているレビューワーの存在はアメリカ駆逐されていっているそうです。日本ではまだまだ先になるのか、アメリカと同じ道をたどるのか?わかりません。その方はこう付け加えます。「うちのレビューは信頼できる情報ですよ」と。結局自分にあった方法は自分で探すしか無いわけですね。